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半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」月間日本 2015年2月号 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2015年2月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「世界オピニオンリーダーズサミット 上」です。
この第3回世界オピニオンリーダーズサミットの後に、
2015年5月30日 グローバル・オピニオン・サミット 
2015年12月13日 WSD 世界人権サミット
2016年3月18日  「世界の医療と、国際政治」サミット
と繋がっていくのですが、この第3回世界オピニオンリーダーズサミットから、
テーマが絞り込まれて、次へと展開しているようです。
「まほろばトーク」を通して振り返ってみたいと思います。

nikkansports.comのページに、「第3回世界オピニオンリーダーズサミット」の記事があります。
また、ポスターには、次のように書かれています。
「世界オピニオンリーダーズサミット」は、半田晴久が招聘する“オピニオンリーダー”と、世界平和に貢献する熱き議論を行うものです。
 第1回はトニー・ブレア元英国首相、第2回は、ビル・クリントン元米国大統領とコリン・パウエル元米国務長官を迎えました。
 第3回の今回は、トニー・ブレア元英国首相とジョン・ハワード元豪州首相、フィデル・ラモス元フィリピン大統領を迎えます。
 ブレア氏は、首相退任後、トニー・ブレア・フェース財団を設立し、各国で平和活動を行っています。第1回のサミットでは、「北アイルランド問題から学ぶ、『衝突』を解決する7つの原則」を講演し、大きな反響を呼びました。
 ハワード氏は、豪州で首相を4期努め、巨額の負債を解消し、豪州経済を大きく成長させました。また、第1次安倍内閣と日豪安保共同宣言に著名し、日豪関係の発展に寄与しました。
 ラモス氏は、フィリピンの大統領として、経済再建と憲法制定をやり遂げ、国家再建大きな功績を残しました。
 ブレア氏とハワード氏とラモス氏を中心に、「グローバリゼーションにはチャンスと課題がある」というテーマで、熱き議論をします。
 今、私たちにとって不可欠な、“世界の現状を正しくとらえ、良き日本の道を選択する目”を養う、またとないチャンスになるはずです。
 皆さんの参加をお待ちしています。
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月間日本 2015年2月号「世界オピニオンリーダーズサミット 上」の内容は次のとおりです。
半田晴久氏が総裁を務めるNPO法人世界開発協力機構(WSD)主催で「第3回世界オピニオンリーダーズサミット」(後援:外務省、防衛省、東京都、日本国際フォーラム、パシフィック・フォーラムCSIS)が2014年10月17日、東京都港区の東京プリンスホテル鳳凰の間で開催された。

スペシャルゲストとして参加したのは、元英国首相のトニー・ブレア氏、元オーストラリア首相のジョン・ハワード氏、元フィリピン大統領のフイデル・ラモス氏、自民党副総裁の高村正彦氏の4人。さらに、元米国務次官補のカート・キャンベル氏、パシフィック・フォーラムCSIS所長のラルフ・コッサ氏、駐デンマークアイルランド特命全権大使のブレンダン・スキャネル氏、エジプト外務次官のヒシャム・バドル氏、日本国際フォーラム理事長の伊藤憲一氏、東アジア共同体評議会議長の平林博氏がパネリストとして参加し、約1800人の聴衆を前に約4時間にわたって熱い議論を交わした。サミットのテーマは「グローバリゼーションにはチャンスと課題がある」。

まず、WSD総裁の半田氏が開会の挨拶に立ち、「アーギュメント(議論)中心に進むシンポジウムと違って、サミットは大きなテーマで議論をするプロセス自体が面白いのです。そして、このサミットは、交流の場、出会いの場でもあります」と語り、パシフィック・フォーラムCSISのヤングリーダーと、菱研のヤングリーダーズ・アドバイザーを紹介した。
半田氏は、「グローバリゼーションが進むほど、自分たちのアイデンティティ、帰属意識を意識するようになり、ナショナリズムが高揚するという問題を引き起こしている。グローバリゼーションには、国家間の格差、各国内部の格差を、どう解決するのかという問題があります。これが、大きな政治課題として突き付けられています」と指摘した。

最初の基調講演者のハワード氏は、豪州首相を12年間務め、市場重視の経済政策を進め、平均成長率3・6%の持続的成長を達成。960億ドルあった連邦政府負債を返済した。講演の中で、ハワード氏は「ヤングリーダーの方には、グローバリゼーションの成果を認めてほしい。グローバリゼーション、資本主義の力を信じていただきたい」と訴えた。

さらにハワード氏は、「かつて豪州の敵だった日本との間で、1957年に日豪通商協定を締結し、経済関係緊密化が進んだ。いまや日本は親友になった」と語り、日豪が経済面だけではなく、共通の目的意識を共有し、外交面でも関係強化に取り組んできたことを紹介した。

ハワード氏に半田氏、ブレア氏、ラモス氏も加わったディスカッションでは、ブレア氏が「グローバリゼーションは止められない。その課題に取り組むことが重要だ」と語り、政府が教育を通じて、国民にグローバリゼーションに備えさせることの重要性を指摘した。続いて、発言を求められたラモス氏は、「フィリピン語で”ハンダ”という言葉は、”準備ができている”という意味です。このサミットを、準備してくれた半田先生に感謝します」と語り、場内の笑いを誘った。

またハワード氏は、グローバリゼーションとテロとの戦いを、共通の価値として遂行していきたいと語った。さらにブレア氏は、グローバリゼーションがうまくいくのは、各国が文化的にもつながるときだと強調した。そして、ラモス氏は① エボラ出血熱、エイズ、マラリア、デング熱などの疫病、②国際的なテロ、③気候変動、④ 貧困――という4つの敵と戦わなければならないと指摘した。

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月間日本(2015年1月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「東京大薪能の魅力 続」です。

この号では、深見東州先生の能楽、日本文化、日本人の美意識についての考察が述べられており、非常に興味深い内容になっています。

・能楽とは、老荘思想をベースに、仏教、儒教、神道、小説、和歌、歴史物語、名所旧跡、故事来歴や説話など、あらゆる要素が加わった、総合演劇であり、最小限度の動きで、最大限の内面を表現する、最も精神性の高い舞台芸術。

・日本人の美意識は、室町時代の足利義政の好みにある。そして、日本文化とは、室町時代に確立した能楽や、茶道、華道、陶芸、建築、造園、お家流書道や絵画に由来する。

・足利義満が世阿弥を庇護し、京都で能楽を盛んにしたお蔭で、貴族文化と武家文化の融合としての、能楽が生まれた。

月間日本 2015年1月号「まほろばトーク」の内容は次のとおりです。

前回からの続きです。家元の解説に補足して、私が解説しました。「京劇は出演者が全員派手で、主役が誰だか解らなくなり、中心が目立ちません。能は、その逆です。優れた絵画と同じで、主題やテーマがあり、それを浮き立たせるために、それ以外を極力省くのです。省略が上手なのが、いい絵描きだとも言えます。モネやマチス、ピカソやミロなど、晩年になる程、描き過ぎない努力をしています。それと同じです。

また、能は茶道のように、老荘思想が表現のベースにあります。たとえば、世阿弥の言葉「秘すれば花なり」も、老子の「隠そうとすれば現れる」から来ています。室町時代に確立した、日本的美意識の「渋み」、「さび」、「わび」も、大半は老荘思想がベースなのです。

前述した、茶道もそうです。岡倉天心の代表作『茶の本(The Book of Tea)』では、「茶道とは道家思想が身をやつしたものである」と、結論づけています。岡倉天心の著作は、全て英文で書かれてるので、これを読んだ欧米人も多いはずです。そして、能楽とは、このベースの上に、仏教、儒教、神道、小説、和歌、歴史物語、名所旧跡、故事来歴や説話など、あらゆる要素が加わった、総合演劇なのです」と説明しました。

また、「最小限度の動きで、最大限の内面を表現する、最も精神性の高い舞台芸術である」とも、解説しました。これも、実は老荘思想に基づくものです。老子の言葉に、「損
して損して無為となす。無為にして為さざるはなし」とあります。それは、省略を極限まで極め、さらにシテが、作為をなくすまで芸修練をすれば、おのずから演ずる無為になります。そうなれば、表現できないものはないという、能表現の本質を表す言葉なのです。
このように、室町期の芸術は、老荘思想、道教の影響を強く受けてるのです。これが、足利義政が好んだ、銀閣寺のいぶし銀の魅力や、美意識につながるのです。室町期の芸術には、禅、儒教、神道、仏教などの影響も見られますが、その根底には、老荘思想があるのです。それを、舞台芸術で表現したものは、世界中で能楽以外に見当たりません。

鈴木大拙は、「日本的霊性」とは、鎌倉時代の宗教にあると言いました。しかし、日本的美意識のルーツは、室町時代の足利義政の好みにあるのです。万葉時代の「まこと」。平安時代の「もののあわれ」、「をかし」。鎌倉から室町にかけての、「幽玄の美」もあります。しかし、今日まで続く日本人の美意識は、室町時代の義政の好みになるのです。そして、日本文化とは、この時代に確立した能楽や、茶道、華道、陶芸、建築、造園、お家流書道や絵画に由来します。

また、一遍上人の時宗も、阿弥(あみ)と名乗る室町期の芸術家に、大きな影響を与えています。また、今日の禅宗は、臨済宗は全て江戸期の白隠禅師の法系です。しかし、白隠は、常に室町時代の臨済宗の正統、妙心寺の無相国師(関山慧玄)、大徳寺の大燈国師(宗峰妙超)、建長寺で学んだ大応国師(南浦紹明)の、原点に帰れと言い続けたのです。つまり、今日の臨済宗も、室町期の正統がルーツなのです。

また、今日残っている京都の寺は、ほとんどが室町期のものです。応仁の乱で灰燼に帰した寺を、再建したものが現存してるのです。なぜ、室町時代に、日本的美意識や日本文化のルーツがあるのか。考えると面白いです。鎌倉幕府と江戸幕府は、中心が関東にありました。室町幕府だけが、中心が京都にあったのです。つまり、京都だからこそ、武家社会と貴族社会が融合できたのです。ここが、まず面白い所です。

また、公家は雅楽や文芸、武士は武芸というのが、鎌倉時代からの伝統でした。しかし、足利義満が世阿弥を庇護し、京都で能楽を盛んにしたお蔭で、貴族文化と武家文化の融合としての、能楽が生まれたのです。その他の文化も、貴族文化と武家文化の融合として、独自な日本文化を生んだのです。

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半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」月間日本 2014年12月号 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2014年12月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「東京大薪能の魅力 下」です。

本文中で紹介している演能について、深見東州サイトに詳細情報が載っていたので、リンクします。

1999年6月 1日
ニューヨーク定期能 於 メトロポリタン美術館

1999年6月 2日
ニューヨーク定期能 於 国連本部ビル・正面玄関前広場特設会場

1999年8月 3日
中国・浙江音楽庁での、流派家元による中国大陸初の能楽公演 能「羽衣」「石橋」

1999年11月11日
ロンドン大学のロイヤルホロウェイカレッジに、「半田能楽堂」を建設し、演能~書画展

2000年9月 5日
北京大学での「日本宝生流能楽北京公演」

月間日本 2014年11月号「まほろばトーク」の内容は次のとおりです。

●半田さんは、海外で薪能や能のシンポジウムもされています。

ニューヨークのメトロポリタン美術館国連本部ビル前では、コーネル大学のブラゼール教授という、ドナルド・キーンの弟子で、能楽研究家の女性が解説しました。欧米人にわかりやすい、すばらしい解説でした。こういう、良き理解者がいたので、ニューヨークの政治や芸術のトップに、日本文化の本質を伝えることができたのです。

イギリスでは、ロンドン大学のロイヤルホロウェイカレッジに、「半田能楽堂」という、カジュアルな能楽堂を建設しました。そのこけら落としでは、半能「岩船」のシテと、「高砂」の仕舞を演じました。能楽堂の内壁には、私が描いた書や絵を飾り、演能と書画展を同時に行ったのです。インパクトがあったので、客席は満席でした。

ここに、能楽堂を寄贈した理由は、能研究の中国人の女性教授がいたからです。また、梅若猶彦(なおひこ)という観世流の能楽師が、ここで博士号をとりました。こういう、能楽のよき理解者がいたので、能楽堂を作り、ここで演能をしたのです。こけら落としの演能では、彼女が能解説をしました。

中国では、北京と杭州で演能しました。北京大学の大講堂で演能したときは、能「乱(みだれ)」のシテを演じました。そこで、京劇と比較しながら、私が能解説をしたのです。これがきっかけとなり、私は北京大学日本文化センターの顧問になりました。

杭州では、浙江音楽庁で、演能と能楽のシンポジウムを行いました。このときは、先代の家元が能「羽衣」のシテを演じ、私が半能「石橋(しゃっきょう)」のシテ(赤獅子)を演じました。この演能をご覧になり、家元は「石橋」(連獅子)の演能を許可して下さったのです。これがなければ、エジプトでの「石橋」(連獅子)は、演能できなかったのです。

ところで、「石橋」に登場する寂昭法師(ワキ)は、宋へ留学した日本僧、寂照がモデルだと言われてます。その縁と興味で、私は杭州大学の博士課程に入学し、入宋僧の研究を始めたのです。杭州大学は、のちに合併して浙江大学になりました。それで、中国のトップ3の大学になったのです。大学の総合評価では、一位が清華大学、二位が北京大学、三位が浙江大学です。この浙江大学で、私は6年かけて入宋僧の論文を仕上げ、年に2回中間発表を行い、博士号を取得したのです。口頭試問は、日本語と中国語だったので、本当に苦労しました。また、浙江大学には日本文化研究所があり、ここの客員教授に任命されました。その後、日本文化研究所は、浙江工商大学に移りました。現在は、ここで教授をしています。

杭州では、演能のほかに、先代家元や中国の舞台芸術研究家と、シンポジウムを行いました。

このとき、面白いエピソードがありました。中国の研究者が、「能舞台の4本の柱は陰陽、陰陽の四大エネルギーや、地水火風を意味するのではないか」と、尋ねました。すると、家元は「全く関係ありません。柱には何の意味もないのです。柱がないと、能楽師が能面を付けた時、日印がなくなります。そうなると、舞台から落ちます。それで、柱があるのです」と回答しました。これを聞いて、中国の研究者はガッカリしました。あまりの落胆ぶりに、私はおかしくなり、お腹で笑ってたのです。

すると、家元は続けました。「しかし、舞台の背景に描かれる、影向(ようごう)の松には意味があります。この松は、神様がおかかりになるものです。だから、その前で演じることは、神様へ奉納する意味があるのです。これは、古代ギリシャ演劇も同じです。喜劇も悲劇も、本来神に捧げるものだったのです」と解説されました。

このとき、家元は「能は省略の芸術であり、省略した究極に、シテの一点豪華主義がある」とも解説しました。ここで、私が詳しい補足説明をしたのです。続きは、次回にしましょう。

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月間日本(2014年11月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「東京大薪能の魅力 中」です。

文中のスフィンクス薪能アンコールワット薪能は、「深見東州/半田晴久 TV-BOX」で、ニューヨーク能 メトロポリタン美術館、国連プラザ広場での薪能は、「半田晴久(深見東州)を語る」で紹介されています。


月間日本 2014年11月号「まほろばトーク」の内容は次のとおりです。
●半田さんは、海外でも薪能を開催しています。

能は、賛肉をそぎ落としたシンプルな芸術です。だから、都庁のような近代建築でも、スフィンクスやアンコールワットのような古代遺跡でも、不思議なぐらいフィットします。だから、最も古く、最も新しい舞台芸術と言えるのです。


たとえば、有名なバレエの振付師、モーリス・ベジャールは、能「黒塚」をもとにバレエ「黒塚」を作りました。また、イギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテンは、能「隅田川」をもとに、オペラ「カーリュー・リヴァー」を作りました。欧米の芸術家で、能を「動く彫刻」と言う人もいます。

このように、西欧芸術の行き詰まりを打開するため、西洋人は能楽から多くのヒントを得ています。無論、古くは浮世絵から、また歌舞伎や浄瑠璃からもヒントを得ています。しかし、舞台芸術に関しては、ほとんどが能楽がルーツだと言えます。因みに、「能」と「能楽」の違いは、狂言の入ったものを「能楽」と呼びます。

ところで、ヒントと言えば、ストーリーだけでなく、武満徹などの現代音楽家も、調性のない現代音楽のヒントとして、能楽の囃子(はやし)や間(ま)を取り入れています。

さて、海外での薪能ですが、スフィンクスやアンコールワットでは、遺跡をライトアップした中で行いました。どちらも、聖なるエネルギーに満ちた、おごそかな空間での薪能でした。

アンコールワット薪能では、元外務大臣兼副首相のシリブッド王子と、シェムリアップ州知事も鑑賞されました。シリブッド王子は、カンボジアの前国王の異母弟で、現国王の叔父にあたる方です。私が会長を務める、世界芸術文化振興協会(IFAC)の名誉会長でもあります。

この方のご尽力で、アンコールワット薪能が実現したのです。シリブッド王子も州知事も、政府の芸術担当も、大変喜びました。現地の新聞でも、大きく報道されたのです。

このとき、私は半能「鞍馬天狗」のシテを演じました。もう一つの能「羽衣」は、IFAC副会長で、重要無形文化財指定保持者の渡邊荀之助氏が、シテを演じました。

東京大薪能では、毎年、カンボジア大使やエジプト大使が祝辞を送って下さいます。

●スフィンクス薪能やアンコールワット薪能以来の、文化交流の賜物ですね。

そうです。スフィンクス薪能も、アンコールワット薪能も、史上初のものでした。しかし、アンコールワットでは、史上最後の薪能になりました。それ以後、アンコールワットでの夜のイベントが禁止されたのです。夜に人がたくさん遺跡に集まると、子供が遺跡の石を盗んだりするからです。

ところで、常々思うことですが、草の根運動は有意義ですが、あまり好きではありません。限られた一生の時間、限られた資金、限られた体力の中で、草の根運動は有意義でも、社会的インパクトが少ないからです。そこに、驚きと感動があると、100倍効果があるのです。ですから、私は常に驚きと感動のある、前人未到の有意義な交流を心がけるのです。

先代の宝生流家元の頃は、ニューヨークの国連プラザ広場でも薪能を行いました。各国大使や外交官が鑑賞し、日本政府にも喜ばれました。その前日は、メトロポリタン美術館の地下にある、700人規模のホールでも演能しました。ここでは、芸術関係者で満席になり、大好評だったのです。

このときは、先代の家元が能「石橋」(連獅子)のシテ(白獅子)を演じ、私は三番目物の能、「藤」のシテを演じました。「藤」は、花の妖精が成仏する話です。欧米人にもわかりすい、颯爽とした「石橋」と、エレガントな「藤」を組み合わせたのです。欧米人に見せる時は、どの演目を選ぶかが大事なのです。

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半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」月間日本 2014年10月号 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2014年10月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「東京大薪能の魅力 上」です。

2014年8月28日に東京都庁舎・都民広場で開催された「第16回 東京大薪能」は、
入門能楽鑑賞講座(半田晴久)
能「高砂」(渡邊 荀之助)
狂言「仏師」(善竹 十郎)
能「是界」(辰巳 満次郎)
というプログラムでした。
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さて、月間日本 2014年10月号「まほろばトーク」の内容は次のとおりです。
●半田さんは、毎年東京大薪能を開催していて、今年も東京都庁舎・都民広場で8月28日に開催されました。

私が会長を務める、特定非営利活動法人 世界芸術文化振興協会(IFAC)の活動の一つとして、毎年行ってるのが、ユネスコの無形文化遺産にも登録される、伝統芸術の「能楽」支援です。

現代は、趣味や娯楽が多様化し、能楽を楽しむ日本人が、年々少なくなっています。そこで、1998年に、能楽の愛好者が次世代に継承されることを願い、東京大薪能を始めたのです。以来、東日本大震災のあった2011年を除き、毎年行っています。

今回で、16回目を迎えました。ファンの方も定着し、「今年はいつやるのですか」と、問い合わせをいただくようになりました。無料で公開し、英文の解説があり、しかも同時通訳のある薪能は、世界中で東京大薪能だけです。

さらに、全国的に見ていただくために、今回からユーストリームで中継するようになりました。今年は、会場で約3500人が鑑賞し、ユーストリームで4616人が視聴しました。合計、約8116人がライブ鑑賞したわけです。

ところで、IFACでは、これまでに海外でも薪能を行なってきました。

2001年、能楽がユネスコの無形世界遺産に登録された年、ピラミッドとスフィンクスの前で、史上初の薪能を開催したのです。この時は、当時の家元宝生英照(ふさてる)氏が「翁(おきな)」を演じ、私が「石橋(しゃっきょう)」(連獅子)のシテ(白獅子)を演じました。また、辰巳満次郎氏が、同じくシテ(赤獅子)を演じたのです。

「石橋」(連獅子)は、能の中で一番かっこいい演目です。歌舞伎の連獅子も、ここから来たのです。かつては、家元が若宗家に位を継承する際、将軍の前で披露したものです。だから、流派が大切にするのです。

このような演目を、演能するには家元の許可が必要です。家元はプロでもアマでも、その人の年季と実力を観て、演能の許可を出すのです。そういう演目を、「披(ひら)き物(もの)」と呼びます。

代表的なものは「石橋」、「乱(みだれ)」、「道成寺(どうじょうじ)」で、三大披き物と呼ばれます。私も、披き物の「石橋」(赤獅子単独)を演じてから、「石橋」(連獅子)が許されたのです。このように、家元が流派の大切な演目の許可を出す事は、能楽師として、その実力を認める事になります。だから、能楽師は三大披き物の芸歴を、プロフィールに載せるのです。

●半田さんが能を始めてから、どれくらいになるのでしょうか

私は、20才から能を習い、三大抜き物のうち「石橋」と「乱」をやりました。「道成寺」はやりません。呪われた演目なので、道成寺にお参りする習慣があるからです。だから、反対の意味での披き物、「翁」と「石橋」(連獅子)をやったわけです。

ところで、プロの「能楽師」とは、どの時点で名乗れるのでしょうか。公益社団法人能楽協会の会員になり、初めて「能楽師」と名乗れるのです。

この会員になるには、宝生流では「師範」を許されるとなれます。私が「師範」になった時は、流派に50人ぐらい居ました。それ以外の「能楽師」は、「職分」と呼ばれ、能だけで生活する人です。私は、今まで43回シテをやり、「師範」の中では圧倒的に日本一、「職分」を含めると中堅の能楽師です。

ところで、エジプトでの演能ですが、スフィンクスという世界遺産のライオンの前で、無形遺産の能のライオンを舞えば、素敵だと思い実行したのです。このときは、日本から500人が観に行き、現地でも1000人以上が鑑賞しました。それで、エジプトの観光大臣が大変喜び、私とエジプトとの文化交流が始まったのです。

●次回はさらに能の魅力について語っていただきたいと思います。

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