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半田晴久(深見東州)まほろばトーク「深見東州バースデイ個展 下」 2015/7 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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まほろばトークの中で紹介されている絵がツイートされていました。


松井武利氏が絶賛されている「ひまわり」




2002年のアクリル画「太平洋のご来光」は、みすず学苑のパンフレットに使われていました。





月間日本(2015年7月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「深見東州バースデイ個展 下」です。

「第15回、深見東州バースデイ個展」初日の3月18日。深見東州氏は大勢の観客に囲まれながら、自らの新作版画「ひまわり」の特徴を、熱心に説明した。土から力強く生えた、ひまわりの構図とは異なり、冷えた氷の器に飾られた、極めてユニークな構図の作品だ。求龍堂編集顧問の松井武利氏は、「ひまわり」を次のように解説している。

「この野獣派調の描写は、ドイツ表現主義の真っ当な絵である。大胆な筆致と、絶妙な色彩感覚は、確たるもので正統派の表現力だ。しぶきを上げる白い絵の具、はじけるような筆勢が、漲る生命力をあらわしている。ひまわりを熟知し、一気呵成に描いた絵は、まさに融通無碍の境地である」

深見氏は、ジャンルにまったくこだわらない、ボーダレスのクリエイターとして有名だ。絵画、書、陶芸、竹細工、小袱紗、畳、衣装、棗、木版画、テラコッタ、彫刻、B級食品、時計デザイン、CM制作など、あらゆるジャンルで優れた作品を残している。そこには、「あらゆる差別をなくす」という、深見氏の思想が流れている。

絵画作品においても、深見氏は西洋画、日本画、水墨画、具象画、抽象画、アクションベインテイングなど、スタイルや画材に全くとらわれない。本当に、自由で楽しい作風で
知られる。今回の個展でも、書、水墨画、水彩、アクリル、油彩、パステル、ギャグ絵など、様々な作品が展示されていた。

深見氏が、初めて絵画を始めたのは、35歳の時だ。仏画を浅井秀水女史に、日本画と水彩画を犬飼得之氏、また水墨画を、安永麦州氏に師事した。その後、油絵と西洋画を、松下友紀氏に習うようになった。

その時、深見氏は松下氏に「西洋画とは、何ですか」と、尋ねたという。すると、松下氏は「西洋画とは、何でもあり、という美術です」と答えた。「なんだ、そうか。それなら、ぼくに合いますね」ということで、深見氏は西洋画にのめり込んだという。深見氏は、次のように語っている。

「西洋画は、キャンパスがなくても、紙がなくても描けます。また、画材も絵具も、なんでもいいのです。具象、抽象、立体、自然の造形、なんでもありです。体に絵具をつけ、ゴロゴロ転がって描いたり、天井にぶら下がって描いたりします。何でもありの西洋画は、本当に自分に合ってるなと思いました」。

2002年に、深見氏は120号のアクリル画、「太平洋のご来光」を制作した。この作品の完成は、それまでの規則にそった絵画から、解放された一瞬だったという。

この年、深見氏は国立中国芸術研究院から、外国人初の、国立中国芸術研究院一級美術師の認定を受けた。そして、アクリル画「青龍神と緋鯉」が、永久収蔵されたのである。さらに、ニューヨーク市ソーホーのグラントギャラリーや、中国政府文化部主催の北京市紫禁城での個展など、世界中で多くの個展を開いている。

ところで、深見氏は「戸渡阿見(ととあみ)」のペンネームも使う。「トト」は、エジプトの言葉や文章の神様だ。

そして、室町期の観阿弥、世阿弥、能阿弥を始め、今日の日本文化を作ったのが、「阿弥」と呼ばれる人たちである。もともと「阿弥」とは、俗人「南無」と出家「陀仏」との、中間を指す言葉である。これは、死ぬまで、芸術の修錬や向上を通して、魂を磨くことを目指した言葉だ。これが日本型ルネサンスの、芸術家の生き方を示すのである。

そこには、ヨーロッパのルネサンスより、日本のルネサンスの方が優れてるという、深見氏の自信と誇りが示されているのだ。

すでに、深見氏の作品数は、2842点に達した。「絵と書を合わせた作品数で、ピカソに追い着こう」という意気込みで、深見氏は創作活動を続けている。

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半田晴久(深見東州)まほろばトーク「深見東州バースデイ個展 中」 2015/6 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2015年6月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「深見東州バースデイ個展 中」です。

3月18日に、ラフォーレミュージアム六本木で聞かれた「第15回深見東州バースデイ個展」の開幕式には、亀井静香氏、小沢一郎氏ら各界の有力者が駆け付け、深見東州氏にお祝いの言葉を述べた。

祝辞の後に挨拶に立った深見氏は、海江田万里氏が「深見先生のことを、鬼才と呼びたい」と述べたのを受けて、「中国に行きますと、私は変人、奇人、怪人などと呼ばれます。類まれな才能を持っている人が変人、それよりも優れた個性を持っている人が奇人、そして、さらに素晴らしいのが怪人です。鬼才と言われたのは初めてです。頭の中に”記載”しておきます」と語り、会場を笑わせた。その上で、「大英博物館」で書画個展を開いた経緯について説明し、次のように語った。

「私は、2001年に『現代書家の名品と平成の佐竹本三十六歌仙展』に出展し、それが大英図書館に永久収蔵されました。今回、大英博物館から個展を勧められましたが、実はいやで仕方なかったんです。大英帝国の、戦利品や略奪品の博物館だと思ったからです。しかし、9割以上はお金を払い、領収書もあるそうです」

深見氏は、大英博物館から「色のついた絵画ではなく、水墨画と書に絞った個展を開いてほしい」と要望されたことにふれ、西洋は陰と陽、黒だけで表現する芸術に強い関心を持っていると指摘した。

そして、「書道とは筆に墨をつけて書くだけでいいのです。下手でも、一生懸命書けば味が出ます」と語り、字形、線質、バランスとともに、「気韻生動」の重要性を強調した。
深見氏は、16才から兵庫県立鳴尾高校書道部の部長として、田端曲全氏に師事した。35才からは竹中青琥女史に学ぶようになり、西川寧氏の孫弟子となった。そして、52歳で中国清華大学美術学院美術学学科博士課程に入学し、書と絵画と美術学を学び、55歳で博士号を取得。清華大学の論文指導教授・杜(とう)先生は、王義之から唐、宋、明、清など、有名な名筆は、なんでも書き分けられる達人だったという。

開幕式で、宝生流の能楽パフォーマンスが披露された後、深見氏は巨大な書の実演を行った。深見氏が、全身全霊で「天心」の二字を書き終えるや、会場は大きな拍手に包まれた。

続いて深見氏は、会場に展示された「龍神」「神龍」の書を解説して、改めて「気韻生動」を強調した。

一方、水墨画については、深見氏は犬飼得之氏から、オーソドックスな日本画やスケッチを学んだ後、(故)安永麦州氏に、独自な水墨画を学んだ。泥臭く絵の境地を描くことや、一本の筆で全てを表わす技法、また十一段階の濃淡を描き分ける技術を学んだという。そして、アトリエで美しく描くよりも、大自然の現場で、見たままの感動を描くスタイルを確立した。そうして描いたのが、「西豪州芸術文化大臣賞」「パース市民賞」など、多くの賞を受賞した「キラキラ天の川」だ。これは、大英博物館の個展でも展示された。

深見氏は、沈和年(しんわねん)にも水墨画を学び、ペンギンの描き方などを学んだ。

開幕式の挨拶では「沈和年先生は、『似せずして似る』のが水墨画なのだと言ってます。富士山で、竹でも、似せて描くのではなく、その特長のポイントを描くのだと。また物の形にとらわれず、いかに物の本質を表すかが水墨画の魅力です」と、深見氏は語った。そして、深見氏が、「まじめな沈先生を笑わせよう」と思って、麦州流の筆でスケッチしたのが、「質問に答えられないトラ」だ。沈氏は、その個性を称えてくれたという。

深見氏は「書も画も、上手いとか下手ではなく、とにかくやることが大事。そうすれば、書の良さも画の良さも次第にわかってきます。個性を、堂々と出していけばいいのです」と語った。(続く)

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TOSHU絵かきの店より、「氷山の上のペンギン一家」
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TOSHU絵かきの店より、「質問に答えられないトラ」
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半田晴久(深見東州)まほろばトーク「深見東州バースデイ個展 上」 2015/5 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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本文で紹介されている「深見氏の書画個展『Captivating Calligraphy』が開催された。同博物館グレート・コートで開催された様子」については、次のようにツイートされています。


















月間日本(2015年5月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「深見東州バースデイ個展 上」です。

3月18日、東京・六本木のラフォーレミュージアム六本木で、「第15回深見東州バースデイ個展」が開幕した(3月31日まで)。

今回の個展は、「大英博物館凱旋個展」とも称される。ロンドンにある、世界最大級の博物館「大英博物館」の日本文化研究員が、深見東州氏の書画を高く評価し、昨年11月29日から12月1日まで、深見氏の書画個展「Captivating Calligraphy」が開催された。同博物館グレート・コートで開催された様子は、同博物館のフェイスブックでも紹介されている。

同博物館アジア部門日本セクション長のテイモシー・クラーク氏は、プログラムに次のような文章を寄せている。
「半田博士は、多岐にわたる非凡な才能を有しておられますが、書道においても、その芸術は広く知られています。その作風は、軽妙で変化に富み、一つのスタイルや題材、素材に囚われない自由さがあります」

大英博物館の個展初日のデモンストレーションで、深見氏は巨大な書や水墨画の実演、英語による解説を行った。書では、重さ3キロを超える巨大な馬毛の筆を、軽やかに使って書くパフォーマンスを行った。また、自らの絵を使った、オリジナルの扇を手にして宝生流の仕舞を実演。さらに太鼓や笛のパフォーマンスを行い、大きな感動を与えた。

パースデイ個展開幕式は、政界をはじめ、各界の有力者が参集する中、八代英太氏の司会で始まった。八代氏は「墨で個展個展、絵具で個展個展、見るのにてんてこ舞いの個展」というタイトルが面白く、ユーモアにあふれでいると紹介し、祝辞に移った。


最初に挨拶に立った亀井静香氏は、「私は、絵と戯れるまでもいかず、時々殴り書きをしている程度。書、絵画、歌といったジャンルを超えて、才能を発揮してる深見東州先生は、レオナルド・ダ・ヴィンチの再来ではないかと思う才能を見せてます。絵に関しては、もう、シャガールの域は超えたのではないかと思う。そして、深い感性に基づいて、大勢の皆様を楽しく、素晴らしい境地に導かれている」と称えた。

続いて、小沢一郎氏は「絵のことはわからない私でも、深見先生の作品を拝見すると、感動を覚えます。どの分野でも、本当に素晴らしい才能をお持ちで、感心するばかりです」、鳩山邦夫氏は「毎年、この個展を見にくると、こてんこてんにやっつけられているような感じがする」と語った。

さらに、鈴木宗男氏は「オンリーワンの深見東州先生で活躍していただきたい」。海江田万里氏は「深見先生のことを、鬼才と呼びたい」。平沢勝栄氏は「私も書を書いてくれと頼まれますが、ちゃんと書けず、かけるのは恥だけ。深見先生の、書の才能がうらやましい限りだ」と、それぞれ述べた。

日本国際フォーラムの理事長伊藤憲一氏は「この個展には、10年近く通っていますが、単に同じようなものを再生産してるのではなく、毎年、深見先生は新機軸を出されているのが感じられます。この個展は、常に努力し、成長を続けようとする半田先生の、生き方から学ぶ機会になっています」と語った。

これに続いて、安倍総理、下村博文・文部科学大臣、高村正彦・自民党副総裁、トニー・ブレア元英国首相やビル・クリントン元米国大統領(遅れて到着)らの祝電と、ジョセフ・ナイ、リチャード・アーミテージ、ルネ・フレミング、ナンシー・ロペスなど、海外著名人からのビデオ・メッセージが披露された。『ロッキー3』の主題歌「アイ・オブ・ザ・タイガー」で知られるサバイバーで活躍したジミ・ジェイミソンが、深見氏のために作った「His name is Handa」も紹介された。

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半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」月間日本 2015年4月号 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2015年4月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「世界オピニオンリーダーズサミット 下」です。

本文の主要な発言をまとめると次のようになります。
●カート・キャンベル氏は、日韓関係改善米中関係を築く必要を述べた。

●ラルフ・コッサ氏は、「キヤンベル氏の尽力のおかげで、4年前よりも日米関係は良くなった」と指摘。

●高村正彦氏は、「北東アジアの安全保障環境が激変するなか、国の存立を全うするために必要最小限度の集団的自衛権は認められるべき」と主張した。

●ブレンダン・スキャネル氏は、「日本が憲法を大切にしてることはわかるが、変更しなければならない点も出てくる。変更がなければ、機能もしない」と指摘した。

●平林博氏は、日米同盟がアジア太平洋地域の共通の資産だと強調。

●伊藤憲一氏は、「過去の戦争の教訓に学ぶことは大事だが、そこで思考が停止してはいけない。日本はもっと世界の平和と安定に貢献すべきだ」と語った。(積極的平和主義

●フィデル・ラモス氏は、人類共通の敵であるテロ、気候変動、貧困と戦うため、世界が一つになるべきだと述べ、「思いやり」「団結」「チームワーク」の重要性を指摘した。


月間日本 2015年4月号「世界オピニオンリーダーズサミット 下」の内容は次のとおりです。
「第3回世界オピニオンリーダーズサミット」(2014年10月17日)には、自民党副総裁の高村正彦氏も公務の合間を縫って駆け付けた。

高村氏が加わったのを受けて、半田晴久氏はアジア太平洋地域の安全保障問題に議論を移し、米国のリバランシング政策を立案した元米国務次官補のカート・キャンベル氏に発言を求めた。

キヤンベル氏は「将来、21世紀の歴史が書かれるとしたら、まずアジア太平洋のことが書かれることになるだろう」と述べ、グローバル経済の操縦席はアジア太平洋地域だと表現した。同地域での中産階級の目覚ましい増加、ダイナミックな変革、そして中国の台頭を挙げ、米国はますますアジア太平洋地域に関わらなければならなくなってる、と主張した。さらに、キャンベル氏は、同地域の平和と安定のために、米国は日韓関係改善の手立てを講じなければいけない、と語った。そして21世紀型のやり方で、米中関係を築く必要があると述べた。

続いて、パシフィック・フォーラムCSIS所長のラルフ・コッサ氏は、「キヤンベル氏の尽力のおかげで、4年前よりも日米関係は良くなった」と指摘するとともに、世界各国から、15カ国26名のヤングリーダーを招いた半田氏の貢献を称えた。

両者の発言を経て、高村氏は「北東アジアの安全保障環境が激変するなか、国の存立を全うするために必要最小限度の集団的自衛権は認められるべき」と主張した。

高村発言を受けて、駐デンマークアイルランド特命全権大使のブレンダン・スキャネル氏は、アイルランドが積極的平和主義の下で、国連PKO活動を重視してることを紹介した上で、「日本が憲法を大切にしてることはわかるが、変更しなければならない点も出てくる。変更がなければ、機能もしない」と指摘した。

また、東アジア共同体評議会議長の平林博氏は、日米同盟がアジア太平洋地域の共通の資産だと強調し、日本国際フォーラム理事長の伊藤憲一氏は、「過去の戦争の教訓に学ぶことは大事だが、そこで思考が停止してはいけない。日本はもっと世界の平和と安定に貢献すべきだ」と語った。

最後に、基調講演を務めた元フィリピン大統領のフィデル・ラモス氏は、1986年2月にマルコス政権を革命で倒した当時は、銃を靴の中に忍ばせていたが、「今日は平和がテーマなので、銃は置いてきた」と語り、靴の中から、スピーチ原稿を取り出すパフォーマンスを演じた。

ラモス氏は、「ここに、第3次世界大戦を望んでる人はいますか」と聴衆に問いかけ、核兵器が一度使用されれば、その報復の応酬によって、人類が破滅する危険性を指摘した。
そして、ラモス氏は、「グローバリゼーションが進んでるが、政治思想、宗教、経済社会的状況の異なる世界の74億人が、一つの世界として、平和で持続的な開発を維持していかなければならない」と訴えた。そして、「極度の貧困と飢餓の撲滅」など8つの目標からなる国連のミレニアム開発目標の期限が、2015年に迫ってるが、その達成は難しいと危機感を示した。

さらに、人類共通の敵であるテロ、気候変動、貧困と戦うため、世界が一つになるべきだと述べ、「思いやり」「団結」「チームワーク」の重要性を指摘して、講演を締めくくった。

最後に、閉会の挨拶に立った半田氏が、今後も、素晴らしいゲストを呼んで、4回、5回とこのサミットを続けたいと抱負を述べ、サミットは盛会裏に幕を閉じた。

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半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」月間日本 2015年3月号 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2015年3月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「世界オピニオンリーダーズサミット 中」です。

本文で述べられている伊藤憲一氏が理事長を務める日本国際フォーラムが、2014年8月に発表した政策提言「積極的平和主義と日本の指針」は、日本国際フォーラムHP「政策提言」に掲載されています。
積極的平和主義と日本の針路

この「積極的平和主義」は安倍政権で、唱えているものですが、wikiによると、
積極的平和主義」という言葉は、伊藤憲一氏が1991年11月に上梓した『「二つの衝撃」と日本』(PHP研究所刊)の一節「消極的平和主義と積極的平和主義」(pp.117-120)が初出だったそうです。


さて、月間日本 2015年3月号「世界オピニオンリーダーズサミット 中」の内容は次のとおりです。

「第3回世界オピニオンリーダーズサミット」(2014年10月17日)では、元英国首相のトニー・ブレア氏が、第一回目に続いて二回目の参加となった。

ブレア氏は講演に先立って、「半田先生と再びお目にかかれて大変光栄です」と語った後、「首相を辞めてから世界各国でいろいろな人と会ってますので、よく『面白い人と会う機会が多いでしょ』と聞かれます。そこで私は、『日本に半田先生というとても面白い人がいますよ』と教えてあげるんです。すると、彼らから『彼は何をやってる人なのですか』と聞かれるんです。そのとき私は、『あまりにも多才な人なので、逆に彼がやらないことは何かを聞いてほしい』と答えるんです」と発言し、場内を笑わせた。

基調講演の中でブレア氏は、テロと戦わねばならないと強調しつつも、青年層に対する教育の重要性を指摘。あらゆる国が、世界の問題に対応するという姿勢を持たねばならないと語った。

そして、「心の開かれてる人はグローバリゼーションをチャンスと受け止め、心が閉じてる人は、グローバリゼーションによって、リスクにさらされると受け取る。心を開くことが重要だ」と語り、「心が開かれるような教育を受け、私たちが相互の違いを尊重し合えるような世界にしたい。それを実現できれば、二一世紀は、平和と繁栄の世紀になると信じている」と締めくくった。

続いて、半田晴久総裁は、伊藤憲一氏が理事長を務める日本国際フォーラムが、2014年8月に発表した政策提言「積極的平和主義と日本の指針」を紹介した。

「積極的平和主義は、国連憲章との整合性を維持した理念体系であって、国際協調主義の上に立つものである。日本の積極的平和主義は、戦前の日本が犯した過ちを認め、それを、繰り返さないことを誓うところから出発すべきである。積極的平和主義は、日本が世界と共存・共栄するための、日本の戦略的な知恵である」と主張した。この提言は、8月6日付の『産経新聞で『朝日新聞」、『毎日新聞」の各紙に意見広告として発表された。

半田総裁から、発言を求められた伊藤氏は、この提言をまとめた背景を説明した。それは、まず、中東でのテロリスト的暴力によって、権力が抑えられるという事態があること。そして、南シナ海、東シナ海での中国の警戒すべき動向。さらには、ウクライナ問題の発生という、国際政治の激変があることを指摘した。

続いて、東アジア共同体評議会議長の平林博氏は、「世界の政治体制、経済体制を改革しなければ、グローバル化には対処できない」と述べ、国連の常任理事国の構成が、全く変わってないことを例として挙げた。

半田氏から、中東の危機について発言を求められた、エジプト外務次官のヒシャム・バドル氏は、「中東はいまやイデオロギーや思想の紛争になっている」と懸念を示し、「中東における日本の存在がさらに大きくなってほしい」と日本に対する期待を語った。



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半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」月間日本 2015年2月号 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2015年2月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「世界オピニオンリーダーズサミット 上」です。
この第3回世界オピニオンリーダーズサミットの後に、
2015年5月30日 グローバル・オピニオン・サミット 
2015年12月13日 WSD 世界人権サミット
2016年3月18日  「世界の医療と、国際政治」サミット
と繋がっていくのですが、この第3回世界オピニオンリーダーズサミットから、
テーマが絞り込まれて、次へと展開しているようです。
「まほろばトーク」を通して振り返ってみたいと思います。

nikkansports.comのページに、「第3回世界オピニオンリーダーズサミット」の記事があります。
また、ポスターには、次のように書かれています。
「世界オピニオンリーダーズサミット」は、半田晴久が招聘する“オピニオンリーダー”と、世界平和に貢献する熱き議論を行うものです。
 第1回はトニー・ブレア元英国首相、第2回は、ビル・クリントン元米国大統領とコリン・パウエル元米国務長官を迎えました。
 第3回の今回は、トニー・ブレア元英国首相とジョン・ハワード元豪州首相、フィデル・ラモス元フィリピン大統領を迎えます。
 ブレア氏は、首相退任後、トニー・ブレア・フェース財団を設立し、各国で平和活動を行っています。第1回のサミットでは、「北アイルランド問題から学ぶ、『衝突』を解決する7つの原則」を講演し、大きな反響を呼びました。
 ハワード氏は、豪州で首相を4期努め、巨額の負債を解消し、豪州経済を大きく成長させました。また、第1次安倍内閣と日豪安保共同宣言に著名し、日豪関係の発展に寄与しました。
 ラモス氏は、フィリピンの大統領として、経済再建と憲法制定をやり遂げ、国家再建大きな功績を残しました。
 ブレア氏とハワード氏とラモス氏を中心に、「グローバリゼーションにはチャンスと課題がある」というテーマで、熱き議論をします。
 今、私たちにとって不可欠な、“世界の現状を正しくとらえ、良き日本の道を選択する目”を養う、またとないチャンスになるはずです。
 皆さんの参加をお待ちしています。
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月間日本 2015年2月号「世界オピニオンリーダーズサミット 上」の内容は次のとおりです。
半田晴久氏が総裁を務めるNPO法人世界開発協力機構(WSD)主催で「第3回世界オピニオンリーダーズサミット」(後援:外務省、防衛省、東京都、日本国際フォーラム、パシフィック・フォーラムCSIS)が2014年10月17日、東京都港区の東京プリンスホテル鳳凰の間で開催された。

スペシャルゲストとして参加したのは、元英国首相のトニー・ブレア氏、元オーストラリア首相のジョン・ハワード氏、元フィリピン大統領のフイデル・ラモス氏、自民党副総裁の高村正彦氏の4人。さらに、元米国務次官補のカート・キャンベル氏、パシフィック・フォーラムCSIS所長のラルフ・コッサ氏、駐デンマークアイルランド特命全権大使のブレンダン・スキャネル氏、エジプト外務次官のヒシャム・バドル氏、日本国際フォーラム理事長の伊藤憲一氏、東アジア共同体評議会議長の平林博氏がパネリストとして参加し、約1800人の聴衆を前に約4時間にわたって熱い議論を交わした。サミットのテーマは「グローバリゼーションにはチャンスと課題がある」。

まず、WSD総裁の半田氏が開会の挨拶に立ち、「アーギュメント(議論)中心に進むシンポジウムと違って、サミットは大きなテーマで議論をするプロセス自体が面白いのです。そして、このサミットは、交流の場、出会いの場でもあります」と語り、パシフィック・フォーラムCSISのヤングリーダーと、菱研のヤングリーダーズ・アドバイザーを紹介した。
半田氏は、「グローバリゼーションが進むほど、自分たちのアイデンティティ、帰属意識を意識するようになり、ナショナリズムが高揚するという問題を引き起こしている。グローバリゼーションには、国家間の格差、各国内部の格差を、どう解決するのかという問題があります。これが、大きな政治課題として突き付けられています」と指摘した。

最初の基調講演者のハワード氏は、豪州首相を12年間務め、市場重視の経済政策を進め、平均成長率3・6%の持続的成長を達成。960億ドルあった連邦政府負債を返済した。講演の中で、ハワード氏は「ヤングリーダーの方には、グローバリゼーションの成果を認めてほしい。グローバリゼーション、資本主義の力を信じていただきたい」と訴えた。

さらにハワード氏は、「かつて豪州の敵だった日本との間で、1957年に日豪通商協定を締結し、経済関係緊密化が進んだ。いまや日本は親友になった」と語り、日豪が経済面だけではなく、共通の目的意識を共有し、外交面でも関係強化に取り組んできたことを紹介した。

ハワード氏に半田氏、ブレア氏、ラモス氏も加わったディスカッションでは、ブレア氏が「グローバリゼーションは止められない。その課題に取り組むことが重要だ」と語り、政府が教育を通じて、国民にグローバリゼーションに備えさせることの重要性を指摘した。続いて、発言を求められたラモス氏は、「フィリピン語で”ハンダ”という言葉は、”準備ができている”という意味です。このサミットを、準備してくれた半田先生に感謝します」と語り、場内の笑いを誘った。

またハワード氏は、グローバリゼーションとテロとの戦いを、共通の価値として遂行していきたいと語った。さらにブレア氏は、グローバリゼーションがうまくいくのは、各国が文化的にもつながるときだと強調した。そして、ラモス氏は① エボラ出血熱、エイズ、マラリア、デング熱などの疫病、②国際的なテロ、③気候変動、④ 貧困――という4つの敵と戦わなければならないと指摘した。

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半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」月間日本 2015年1月号 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2015年1月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「東京大薪能の魅力 続」です。

この号では、深見東州先生の能楽、日本文化、日本人の美意識についての考察が述べられており、非常に興味深い内容になっています。

・能楽とは、老荘思想をベースに、仏教、儒教、神道、小説、和歌、歴史物語、名所旧跡、故事来歴や説話など、あらゆる要素が加わった、総合演劇であり、最小限度の動きで、最大限の内面を表現する、最も精神性の高い舞台芸術。

・日本人の美意識は、室町時代の足利義政の好みにある。そして、日本文化とは、室町時代に確立した能楽や、茶道、華道、陶芸、建築、造園、お家流書道や絵画に由来する。

・足利義満が世阿弥を庇護し、京都で能楽を盛んにしたお蔭で、貴族文化と武家文化の融合としての、能楽が生まれた。

月間日本 2015年1月号「まほろばトーク」の内容は次のとおりです。

前回からの続きです。家元の解説に補足して、私が解説しました。「京劇は出演者が全員派手で、主役が誰だか解らなくなり、中心が目立ちません。能は、その逆です。優れた絵画と同じで、主題やテーマがあり、それを浮き立たせるために、それ以外を極力省くのです。省略が上手なのが、いい絵描きだとも言えます。モネやマチス、ピカソやミロなど、晩年になる程、描き過ぎない努力をしています。それと同じです。

また、能は茶道のように、老荘思想が表現のベースにあります。たとえば、世阿弥の言葉「秘すれば花なり」も、老子の「隠そうとすれば現れる」から来ています。室町時代に確立した、日本的美意識の「渋み」、「さび」、「わび」も、大半は老荘思想がベースなのです。

前述した、茶道もそうです。岡倉天心の代表作『茶の本(The Book of Tea)』では、「茶道とは道家思想が身をやつしたものである」と、結論づけています。岡倉天心の著作は、全て英文で書かれてるので、これを読んだ欧米人も多いはずです。そして、能楽とは、このベースの上に、仏教、儒教、神道、小説、和歌、歴史物語、名所旧跡、故事来歴や説話など、あらゆる要素が加わった、総合演劇なのです」と説明しました。

また、「最小限度の動きで、最大限の内面を表現する、最も精神性の高い舞台芸術である」とも、解説しました。これも、実は老荘思想に基づくものです。老子の言葉に、「損
して損して無為となす。無為にして為さざるはなし」とあります。それは、省略を極限まで極め、さらにシテが、作為をなくすまで芸修練をすれば、おのずから演ずる無為になります。そうなれば、表現できないものはないという、能表現の本質を表す言葉なのです。
このように、室町期の芸術は、老荘思想、道教の影響を強く受けてるのです。これが、足利義政が好んだ、銀閣寺のいぶし銀の魅力や、美意識につながるのです。室町期の芸術には、禅、儒教、神道、仏教などの影響も見られますが、その根底には、老荘思想があるのです。それを、舞台芸術で表現したものは、世界中で能楽以外に見当たりません。

鈴木大拙は、「日本的霊性」とは、鎌倉時代の宗教にあると言いました。しかし、日本的美意識のルーツは、室町時代の足利義政の好みにあるのです。万葉時代の「まこと」。平安時代の「もののあわれ」、「をかし」。鎌倉から室町にかけての、「幽玄の美」もあります。しかし、今日まで続く日本人の美意識は、室町時代の義政の好みになるのです。そして、日本文化とは、この時代に確立した能楽や、茶道、華道、陶芸、建築、造園、お家流書道や絵画に由来します。

また、一遍上人の時宗も、阿弥(あみ)と名乗る室町期の芸術家に、大きな影響を与えています。また、今日の禅宗は、臨済宗は全て江戸期の白隠禅師の法系です。しかし、白隠は、常に室町時代の臨済宗の正統、妙心寺の無相国師(関山慧玄)、大徳寺の大燈国師(宗峰妙超)、建長寺で学んだ大応国師(南浦紹明)の、原点に帰れと言い続けたのです。つまり、今日の臨済宗も、室町期の正統がルーツなのです。

また、今日残っている京都の寺は、ほとんどが室町期のものです。応仁の乱で灰燼に帰した寺を、再建したものが現存してるのです。なぜ、室町時代に、日本的美意識や日本文化のルーツがあるのか。考えると面白いです。鎌倉幕府と江戸幕府は、中心が関東にありました。室町幕府だけが、中心が京都にあったのです。つまり、京都だからこそ、武家社会と貴族社会が融合できたのです。ここが、まず面白い所です。

また、公家は雅楽や文芸、武士は武芸というのが、鎌倉時代からの伝統でした。しかし、足利義満が世阿弥を庇護し、京都で能楽を盛んにしたお蔭で、貴族文化と武家文化の融合としての、能楽が生まれたのです。その他の文化も、貴族文化と武家文化の融合として、独自な日本文化を生んだのです。

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半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」月間日本 2014年12月号 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2014年12月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「東京大薪能の魅力 下」です。

本文中で紹介している演能について、深見東州サイトに詳細情報が載っていたので、リンクします。

1999年6月 1日
ニューヨーク定期能 於 メトロポリタン美術館

1999年6月 2日
ニューヨーク定期能 於 国連本部ビル・正面玄関前広場特設会場

1999年8月 3日
中国・浙江音楽庁での、流派家元による中国大陸初の能楽公演 能「羽衣」「石橋」

1999年11月11日
ロンドン大学のロイヤルホロウェイカレッジに、「半田能楽堂」を建設し、演能~書画展

2000年9月 5日
北京大学での「日本宝生流能楽北京公演」

月間日本 2014年11月号「まほろばトーク」の内容は次のとおりです。

●半田さんは、海外で薪能や能のシンポジウムもされています。

ニューヨークのメトロポリタン美術館国連本部ビル前では、コーネル大学のブラゼール教授という、ドナルド・キーンの弟子で、能楽研究家の女性が解説しました。欧米人にわかりやすい、すばらしい解説でした。こういう、良き理解者がいたので、ニューヨークの政治や芸術のトップに、日本文化の本質を伝えることができたのです。

イギリスでは、ロンドン大学のロイヤルホロウェイカレッジに、「半田能楽堂」という、カジュアルな能楽堂を建設しました。そのこけら落としでは、半能「岩船」のシテと、「高砂」の仕舞を演じました。能楽堂の内壁には、私が描いた書や絵を飾り、演能と書画展を同時に行ったのです。インパクトがあったので、客席は満席でした。

ここに、能楽堂を寄贈した理由は、能研究の中国人の女性教授がいたからです。また、梅若猶彦(なおひこ)という観世流の能楽師が、ここで博士号をとりました。こういう、能楽のよき理解者がいたので、能楽堂を作り、ここで演能をしたのです。こけら落としの演能では、彼女が能解説をしました。

中国では、北京と杭州で演能しました。北京大学の大講堂で演能したときは、能「乱(みだれ)」のシテを演じました。そこで、京劇と比較しながら、私が能解説をしたのです。これがきっかけとなり、私は北京大学日本文化センターの顧問になりました。

杭州では、浙江音楽庁で、演能と能楽のシンポジウムを行いました。このときは、先代の家元が能「羽衣」のシテを演じ、私が半能「石橋(しゃっきょう)」のシテ(赤獅子)を演じました。この演能をご覧になり、家元は「石橋」(連獅子)の演能を許可して下さったのです。これがなければ、エジプトでの「石橋」(連獅子)は、演能できなかったのです。

ところで、「石橋」に登場する寂昭法師(ワキ)は、宋へ留学した日本僧、寂照がモデルだと言われてます。その縁と興味で、私は杭州大学の博士課程に入学し、入宋僧の研究を始めたのです。杭州大学は、のちに合併して浙江大学になりました。それで、中国のトップ3の大学になったのです。大学の総合評価では、一位が清華大学、二位が北京大学、三位が浙江大学です。この浙江大学で、私は6年かけて入宋僧の論文を仕上げ、年に2回中間発表を行い、博士号を取得したのです。口頭試問は、日本語と中国語だったので、本当に苦労しました。また、浙江大学には日本文化研究所があり、ここの客員教授に任命されました。その後、日本文化研究所は、浙江工商大学に移りました。現在は、ここで教授をしています。

杭州では、演能のほかに、先代家元や中国の舞台芸術研究家と、シンポジウムを行いました。

このとき、面白いエピソードがありました。中国の研究者が、「能舞台の4本の柱は陰陽、陰陽の四大エネルギーや、地水火風を意味するのではないか」と、尋ねました。すると、家元は「全く関係ありません。柱には何の意味もないのです。柱がないと、能楽師が能面を付けた時、日印がなくなります。そうなると、舞台から落ちます。それで、柱があるのです」と回答しました。これを聞いて、中国の研究者はガッカリしました。あまりの落胆ぶりに、私はおかしくなり、お腹で笑ってたのです。

すると、家元は続けました。「しかし、舞台の背景に描かれる、影向(ようごう)の松には意味があります。この松は、神様がおかかりになるものです。だから、その前で演じることは、神様へ奉納する意味があるのです。これは、古代ギリシャ演劇も同じです。喜劇も悲劇も、本来神に捧げるものだったのです」と解説されました。

このとき、家元は「能は省略の芸術であり、省略した究極に、シテの一点豪華主義がある」とも解説しました。ここで、私が詳しい補足説明をしたのです。続きは、次回にしましょう。

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月間日本(2014年11月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「東京大薪能の魅力 中」です。

文中のスフィンクス薪能アンコールワット薪能は、「深見東州/半田晴久 TV-BOX」で、ニューヨーク能 メトロポリタン美術館、国連プラザ広場での薪能は、「半田晴久(深見東州)を語る」で紹介されています。


月間日本 2014年11月号「まほろばトーク」の内容は次のとおりです。
●半田さんは、海外でも薪能を開催しています。

能は、賛肉をそぎ落としたシンプルな芸術です。だから、都庁のような近代建築でも、スフィンクスやアンコールワットのような古代遺跡でも、不思議なぐらいフィットします。だから、最も古く、最も新しい舞台芸術と言えるのです。


たとえば、有名なバレエの振付師、モーリス・ベジャールは、能「黒塚」をもとにバレエ「黒塚」を作りました。また、イギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテンは、能「隅田川」をもとに、オペラ「カーリュー・リヴァー」を作りました。欧米の芸術家で、能を「動く彫刻」と言う人もいます。

このように、西欧芸術の行き詰まりを打開するため、西洋人は能楽から多くのヒントを得ています。無論、古くは浮世絵から、また歌舞伎や浄瑠璃からもヒントを得ています。しかし、舞台芸術に関しては、ほとんどが能楽がルーツだと言えます。因みに、「能」と「能楽」の違いは、狂言の入ったものを「能楽」と呼びます。

ところで、ヒントと言えば、ストーリーだけでなく、武満徹などの現代音楽家も、調性のない現代音楽のヒントとして、能楽の囃子(はやし)や間(ま)を取り入れています。

さて、海外での薪能ですが、スフィンクスやアンコールワットでは、遺跡をライトアップした中で行いました。どちらも、聖なるエネルギーに満ちた、おごそかな空間での薪能でした。

アンコールワット薪能では、元外務大臣兼副首相のシリブッド王子と、シェムリアップ州知事も鑑賞されました。シリブッド王子は、カンボジアの前国王の異母弟で、現国王の叔父にあたる方です。私が会長を務める、世界芸術文化振興協会(IFAC)の名誉会長でもあります。

この方のご尽力で、アンコールワット薪能が実現したのです。シリブッド王子も州知事も、政府の芸術担当も、大変喜びました。現地の新聞でも、大きく報道されたのです。

このとき、私は半能「鞍馬天狗」のシテを演じました。もう一つの能「羽衣」は、IFAC副会長で、重要無形文化財指定保持者の渡邊荀之助氏が、シテを演じました。

東京大薪能では、毎年、カンボジア大使やエジプト大使が祝辞を送って下さいます。

●スフィンクス薪能やアンコールワット薪能以来の、文化交流の賜物ですね。

そうです。スフィンクス薪能も、アンコールワット薪能も、史上初のものでした。しかし、アンコールワットでは、史上最後の薪能になりました。それ以後、アンコールワットでの夜のイベントが禁止されたのです。夜に人がたくさん遺跡に集まると、子供が遺跡の石を盗んだりするからです。

ところで、常々思うことですが、草の根運動は有意義ですが、あまり好きではありません。限られた一生の時間、限られた資金、限られた体力の中で、草の根運動は有意義でも、社会的インパクトが少ないからです。そこに、驚きと感動があると、100倍効果があるのです。ですから、私は常に驚きと感動のある、前人未到の有意義な交流を心がけるのです。

先代の宝生流家元の頃は、ニューヨークの国連プラザ広場でも薪能を行いました。各国大使や外交官が鑑賞し、日本政府にも喜ばれました。その前日は、メトロポリタン美術館の地下にある、700人規模のホールでも演能しました。ここでは、芸術関係者で満席になり、大好評だったのです。

このときは、先代の家元が能「石橋」(連獅子)のシテ(白獅子)を演じ、私は三番目物の能、「藤」のシテを演じました。「藤」は、花の妖精が成仏する話です。欧米人にもわかりすい、颯爽とした「石橋」と、エレガントな「藤」を組み合わせたのです。欧米人に見せる時は、どの演目を選ぶかが大事なのです。

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半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」月間日本 2014年10月号 :ワールドメイト ちょっと幸せな話

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月間日本(2014年10月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「東京大薪能の魅力 上」です。

2014年8月28日に東京都庁舎・都民広場で開催された「第16回 東京大薪能」は、
入門能楽鑑賞講座(半田晴久)
能「高砂」(渡邊 荀之助)
狂言「仏師」(善竹 十郎)
能「是界」(辰巳 満次郎)
というプログラムでした。
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さて、月間日本 2014年10月号「まほろばトーク」の内容は次のとおりです。
●半田さんは、毎年東京大薪能を開催していて、今年も東京都庁舎・都民広場で8月28日に開催されました。

私が会長を務める、特定非営利活動法人 世界芸術文化振興協会(IFAC)の活動の一つとして、毎年行ってるのが、ユネスコの無形文化遺産にも登録される、伝統芸術の「能楽」支援です。

現代は、趣味や娯楽が多様化し、能楽を楽しむ日本人が、年々少なくなっています。そこで、1998年に、能楽の愛好者が次世代に継承されることを願い、東京大薪能を始めたのです。以来、東日本大震災のあった2011年を除き、毎年行っています。

今回で、16回目を迎えました。ファンの方も定着し、「今年はいつやるのですか」と、問い合わせをいただくようになりました。無料で公開し、英文の解説があり、しかも同時通訳のある薪能は、世界中で東京大薪能だけです。

さらに、全国的に見ていただくために、今回からユーストリームで中継するようになりました。今年は、会場で約3500人が鑑賞し、ユーストリームで4616人が視聴しました。合計、約8116人がライブ鑑賞したわけです。

ところで、IFACでは、これまでに海外でも薪能を行なってきました。

2001年、能楽がユネスコの無形世界遺産に登録された年、ピラミッドとスフィンクスの前で、史上初の薪能を開催したのです。この時は、当時の家元宝生英照(ふさてる)氏が「翁(おきな)」を演じ、私が「石橋(しゃっきょう)」(連獅子)のシテ(白獅子)を演じました。また、辰巳満次郎氏が、同じくシテ(赤獅子)を演じたのです。

「石橋」(連獅子)は、能の中で一番かっこいい演目です。歌舞伎の連獅子も、ここから来たのです。かつては、家元が若宗家に位を継承する際、将軍の前で披露したものです。だから、流派が大切にするのです。

このような演目を、演能するには家元の許可が必要です。家元はプロでもアマでも、その人の年季と実力を観て、演能の許可を出すのです。そういう演目を、「披(ひら)き物(もの)」と呼びます。

代表的なものは「石橋」、「乱(みだれ)」、「道成寺(どうじょうじ)」で、三大披き物と呼ばれます。私も、披き物の「石橋」(赤獅子単独)を演じてから、「石橋」(連獅子)が許されたのです。このように、家元が流派の大切な演目の許可を出す事は、能楽師として、その実力を認める事になります。だから、能楽師は三大披き物の芸歴を、プロフィールに載せるのです。

●半田さんが能を始めてから、どれくらいになるのでしょうか

私は、20才から能を習い、三大抜き物のうち「石橋」と「乱」をやりました。「道成寺」はやりません。呪われた演目なので、道成寺にお参りする習慣があるからです。だから、反対の意味での披き物、「翁」と「石橋」(連獅子)をやったわけです。

ところで、プロの「能楽師」とは、どの時点で名乗れるのでしょうか。公益社団法人能楽協会の会員になり、初めて「能楽師」と名乗れるのです。

この会員になるには、宝生流では「師範」を許されるとなれます。私が「師範」になった時は、流派に50人ぐらい居ました。それ以外の「能楽師」は、「職分」と呼ばれ、能だけで生活する人です。私は、今まで43回シテをやり、「師範」の中では圧倒的に日本一、「職分」を含めると中堅の能楽師です。

ところで、エジプトでの演能ですが、スフィンクスという世界遺産のライオンの前で、無形遺産の能のライオンを舞えば、素敵だと思い実行したのです。このときは、日本から500人が観に行き、現地でも1000人以上が鑑賞しました。それで、エジプトの観光大臣が大変喜び、私とエジプトとの文化交流が始まったのです。

●次回はさらに能の魅力について語っていただきたいと思います。

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