半田晴久(深見東州)まほろばトーク「深見東州バースデイ個展 下」 2015/7 :ワールドメイト ちょっと幸せな話
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ワールドメイト
まほろばトークの中で紹介されている絵がツイートされていました。
松井武利氏が絶賛されている「ひまわり」
深見東州氏の個展では、新作版画のパンフレット「灼熱のカサブランカ」「ひまわり」が配付されていが、やはり、原画は色彩がちがう。個人的には、「ひまわり」がよかった。 pic.twitter.com/JdUw1GqNBr
— ワールドメイト備忘録 (@hizito) 2015年3月29日
2002年のアクリル画「太平洋のご来光」は、みすず学苑のパンフレットに使われていました。
【本日のパンフ】
— 鈴木悠介 (@yuusuke_suzuki) 2016年6月11日
2013年度・みすず学苑。
表紙の絵は学苑長・半田晴久氏作「太平洋のご来光」。 pic.twitter.com/H4XlaruuZa
月間日本(2015年7月号)連載 半田晴久(深見東州)の「まほろばトーク」のタイトルは、「深見東州バースデイ個展 下」です。
「この野獣派調の描写は、ドイツ表現主義の真っ当な絵である。大胆な筆致と、絶妙な色彩感覚は、確たるもので正統派の表現力だ。しぶきを上げる白い絵の具、はじけるような筆勢が、漲る生命力をあらわしている。ひまわりを熟知し、一気呵成に描いた絵は、まさに融通無碍の境地である」
深見氏は、ジャンルにまったくこだわらない、ボーダレスのクリエイターとして有名だ。絵画、書、陶芸、竹細工、小袱紗、畳、衣装、棗、木版画、テラコッタ、彫刻、B級食品、時計デザイン、CM制作など、あらゆるジャンルで優れた作品を残している。そこには、「あらゆる差別をなくす」という、深見氏の思想が流れている。
絵画作品においても、深見氏は西洋画、日本画、水墨画、具象画、抽象画、アクションベインテイングなど、スタイルや画材に全くとらわれない。本当に、自由で楽しい作風で
知られる。今回の個展でも、書、水墨画、水彩、アクリル、油彩、パステル、ギャグ絵など、様々な作品が展示されていた。
深見氏が、初めて絵画を始めたのは、35歳の時だ。仏画を浅井秀水女史に、日本画と水彩画を犬飼得之氏、また水墨画を、安永麦州氏に師事した。その後、油絵と西洋画を、松下友紀氏に習うようになった。
その時、深見氏は松下氏に「西洋画とは、何ですか」と、尋ねたという。すると、松下氏は「西洋画とは、何でもあり、という美術です」と答えた。「なんだ、そうか。それなら、ぼくに合いますね」ということで、深見氏は西洋画にのめり込んだという。深見氏は、次のように語っている。
「西洋画は、キャンパスがなくても、紙がなくても描けます。また、画材も絵具も、なんでもいいのです。具象、抽象、立体、自然の造形、なんでもありです。体に絵具をつけ、ゴロゴロ転がって描いたり、天井にぶら下がって描いたりします。何でもありの西洋画は、本当に自分に合ってるなと思いました」。
2002年に、深見氏は120号のアクリル画、「太平洋のご来光」を制作した。この作品の完成は、それまでの規則にそった絵画から、解放された一瞬だったという。
この年、深見氏は国立中国芸術研究院から、外国人初の、国立中国芸術研究院一級美術師の認定を受けた。そして、アクリル画「青龍神と緋鯉」が、永久収蔵されたのである。さらに、ニューヨーク市ソーホーのグラントギャラリーや、中国政府文化部主催の北京市紫禁城での個展など、世界中で多くの個展を開いている。
ところで、深見氏は「戸渡阿見(ととあみ)」のペンネームも使う。「トト」は、エジプトの言葉や文章の神様だ。
そして、室町期の観阿弥、世阿弥、能阿弥を始め、今日の日本文化を作ったのが、「阿弥」と呼ばれる人たちである。もともと「阿弥」とは、俗人「南無」と出家「陀仏」との、中間を指す言葉である。これは、死ぬまで、芸術の修錬や向上を通して、魂を磨くことを目指した言葉だ。これが日本型ルネサンスの、芸術家の生き方を示すのである。
そこには、ヨーロッパのルネサンスより、日本のルネサンスの方が優れてるという、深見氏の自信と誇りが示されているのだ。
すでに、深見氏の作品数は、2842点に達した。「絵と書を合わせた作品数で、ピカソに追い着こう」という意気込みで、深見氏は創作活動を続けている。
